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2015/03/27

沖縄+東北、まづろわぬ民の音楽

高円寺の沖縄酒場「抱瓶」という店で、白崎映美&とうほぐまつりオールスターズのライブ。登場場面は、店の通りはるか彼方から、なぐ子はいねがー、とお囃子とともに行進して来た。通行人が、あちこちで、固まってた。
すでに二時間前から飲んでた私は、八戸から駆けつけた木村兄と飲みつつ立ち見。今更ながら、音楽というものが、理屈ではなく、煙か霧のように立ち込めて、心のなかに、感動だけを起こす、という地場なのだと、揺さぶられた。
涙が出る。「歌唄えー」と小峰公子が放った声は、詰まった意識の堰を越えて、開放されていく。やはり、巫女とはこのような生物なんだろう。映美ちゃんは狭い店のなかで大浪起こして、逆巻いて浮かんでた。
やっぱり、ゴーギャンのあの巨大な絵画が現れる。我々は何処に行くのか。我々は何者か。まづろわぬ民は、あらゆる路地に生息している。木村くんのザラサラした八戸語が、やっぱり、海の声と潮の臭いがした。wonderfulnight、打ち上げの泡盛で小峰さんと、たらふくビートルス歌った。酔っぱらいの高校の放課後みたいだった。震災という地獄は、音の極楽を導くのだ。かつおの腸漬けの美味の如く!。

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