ペン二枚やりながら、コロンビア対コートジボアール。
やはり南米予選二位通過のコロンビアが威圧している。二対一。
四時から、イングランド対ウルグアイ。初戦落とした両チーム、必死さは画面にあふれる。南アフリカ大会で、ゴール枠に来たボールを手で落とし赤紙くらっても勝ち上がった、あのとんでもない行為のスアレス。あれ以来、私はこの人嫌いです。国じゃ英雄だそうだが、やはり二点も取って、見事な英雄的活躍でイングランド沈没。
朝七時。眠気が襲うなか、ギリシャ戦。ひとり減って、それでも得点できないまま終了。
ミランの十番、インテルのカピタン、マンU所属。個々の存在は、欧州のクラブで居場所を作ったが、十人でも固いギリシャの壁を突破することは出来なかった。
夢は大きいほうがいい。そして現実は結果に現れた。何が足りないのだろうか?。日本の未来は、まだまだタップリと余白がある。
ところで、こうした結果に、唖然とする感情が湧いたとすれば、実はそれは、「報道に乗せられた」のだ。大会の始まる前から、そして試合が近づくにつれ、メディアの番組で、元サッカー選手たちが「希望的予想」を語る。だれも、厳しい予測なんかしない。本心は違っても、テレビ番組の製作者たちが、許さないのだろう。だから、松木氏のような、元気な希望を連呼することになる。
そして思うのは、あの太平洋戦争の時も、こんな風に、希望をぶち上げる報道をしたのだろう。
冷静な分析の無い国に流される、根拠の無い希望。それらは常に、「気合い」「大和魂」「侍の心」などという精神論の大波に乗って、敗北の坂を下っていく。
国民的な無意識の雲は、昔も今も、この国をおおっている。
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