起きたら、延び放題の芝生を奥方が汗びっしょりで刈ってた。道路に出た雪柳をカットして運ぶ。夕方まで庭掃除。 久しぶりに、ゴザ敷く。 必ずやってくるモミが来ないのは、さびしい。ゴザの上に、透明なモミが座る。 胸の中で、ドスンとモミが座ってる。
今年になって、好きな友だちが二人も死んだ。死は、遠くにはない。ずいぶん近くに来てるのだ。 死ぬことを想像しながら、ゴザに伸びて、空に昇っていく日を、考えた。
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