秋田の羽後町、毎年8・16から三日間、町の通りで盆踊りがある。彦さ頭巾と呼ばれる黒い袋みたいなもので、目玉だけ空いたその姿は、亡者のごとく、網笠もまた顔をスッポリ隠す。着物も袖口が赤く、端縫いと呼ばれるパッチワーク、そして踊る姿の美しさ。
私は五年ぶりに踊った。中日は雨で体育館、帰宅してから飲みだす。朝の四時、大騒ぎは終わったが、最終日、やっと通りで踊った。二時間踊って11時半、終わると、その爽快感。そして打ち上げの宴。町の人にとって、この三日間のために一年があるのだろう。なんともエネルギーが真夜中に破裂してる。これを楽しみに一年待った祭りの終わりの酒盛りは、この町で生まれた者にしか判らない、独特の気持ちなんだろう。帰ったら体重が一キロ下がってた。
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2015/08/21
祭りの終わり
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