四月から始まった 理研の丹羽博士によるスタップ細胞探し実験の中間報告と理研理事長の記者会見。午後一時半からニコ動画で生中継。四時間に及ぶ発表と記者からの質問。
第一部の理事長と理事による今後の理研について。自殺者が出ても責任とるどころか、改革と称して自分らは他人事のように話す姿。そこに記者がぬるい質問。これが国家機構との馴れ合い記者会見なのですなあ。理研は監督機関の文科省から今だに「頑張ってくれ」などと緩い関係してるから、上層部は安泰で責任とらず、再生部門の名称変えて研究者200名減らして、新たになるなどという情報もあり、まるで原発関連の世界とおんなじ。見事なくらい責任取りません。
そんななか、日経サイエンスの古田女史の質問は鋭いものでした。NHK特番のとき、完全にフザケタ発言していた川合理事が、軽くかわそうとしてもタジダジになるほど厳しい追及。古田氏はこの事件について科学記者として、しっかり調査しツイッターでも時々濃い報告しているのだが、その質問の奥に「日本科学の不正と失墜」への怒りがあり、会場が静まり返り、見ていて気持ちのいい光景でした。
二部、丹羽先生が今までやった実験の結果発表。(どうやら、小保方氏が五月からアドバイスしているらしい)二十二回の実験でスタップのカケラも見つからない。監督の相沢氏、記者の質問に相当いらついて、スタップ発見は宝くじみたいなものと放言。そこに記者たちが、ぬるくて同じような質問繰り返すから、いらいら。やはり学者が記者役で質問しないとダメです。
こうして四時間見ている外で、家人は伸びた芝をせっせと芝刈り機で刈ってた。
相澤氏曰く。「小保方氏の実験は、現在進行中、そして必ず十一月で終わる。丹羽氏のは来年の三月までで結論出す。」ほんとかい。ずるずる伸ばすんでないかい。
それにしても、論文捏造のシェーン事件を遥かに凌ぐ小保方事件。これが、民間企業の研究所で起こったら、勝手にやってれば、と思う。しかし、国税を何億も使って今も進行している、とても複合型の疑獄なのだ。狸や化物みたいになった人間の皮を被った生物体が多々絡んでいて、国税を吸ったり関連株で儲けたり、なんとも銭まみれの怖い現実なのだ。
二枚下書き没にして、書き直す。ペン1枚。
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