起きて宿でて7時、函館マニア推薦の店に行く。烏賊ソーメン1100円とビール、小皿が四つサービス。腸の炒め、うますき。親父ぎ包丁で薄くサッサッ切る。あー、ほんとにソーメンみたいな、不思議な味覚。雲丹つまみ、頼んだらゴソッと来た。塩味、海よ、ありがとー!
このまま、洞爺行き、やめて飲むか、と思ったが頑張って駅に行く。噴火湾沿いに走る。賢治の、挽歌シリーズの旅の最後の詩。それを逆走。海の色が灰色。
洞爺駅、二時間でつく。バスで温泉まで。宿を探す。適当に決めて前金。2002年の洞爺湖温泉近くの噴火。保養センター、団地が土石流でやられた場所、前回見てたが又みる。新山行きのバスまで1時間あるので、タクシー2100円。三度目の昭和新山。や!、煙に勢いありませんぞ。
そして、聖地「三松正夫記念館」いく。カランという音で、三松三朗館長登場。9年ぶりくらい?。こんにちは、と言っても判らない。名のって、驚かれた。へへへ、びっくりさせよーと思ったのです。それから、いろいろ話しました。得意の三朗節という、皮肉たっぷりの言葉をボソッと言う、なかなかの凄み。
「父正夫は町葬、私は鳥葬です」
「死んだら、新山の上に置けば、鳥が片付けます。それが自然です」などと平然というから、どこまで本気かワカランですたい!
しばし外にでて、新山をsketch三点。
三朗さんが指摘するように、山が植物で覆われだし、温度が、下がってるらしい。それが悲しい口調で言われる。
「あの山は正夫の墓」
「正夫は、観光地化する風景が嫌いで、ほとんど来なかった」
商売と、その外側。Olympicの贋マークや建物。それらに通じる、銭まみれ、とは異質の心。
いろいろはなして、4時、ホテルまで送っていただき、ドア開けて降りて、そこでまだ話す。うう、もーっと話すべきです。
「噴火湾って言葉、嫌いです。」
「あれは内浦湾、イギリスの船長が、当時、樽前や駒ヶ岳や有珠が噴煙あげてたので、そう付けた。でも、あの湾そのものが火山カルデラみたいな印象あたえるから、危険なんです。それに、」
「それに、なんですか?」「私、外人、嫌いなんです。湖のザリガニも、セイダカアワダチソウも、みんな外国からきて、強いでしょー」ああ、三松節炸裂!
「昭和新山と有珠山。形似てますね」「苗字が、有珠です」ほんとに似てる。同じ噴火活動するのだろうか?、朝ホテルから洞爺湖の真ん中の中央火山たちを見てたら、手前のがリトル昭和新山だった。
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