メールアドレス : masumurahiroshi1952@gmail.com

2013/10/21

賢治がくれた謎謎

いつものことながら、賢治作品を描くと、参ってしまう。謎ダラケなのだ。現在格闘中の「オツベルと象」だって、まったく「たいしたもんだ」。
オツベルという名前。大正時代は、小さい「つ」も大きく表記してたらしく、実際のとこ、賢治が「オッベル」と呼んだのか、「オツベル」なのかも不明。ここで口にして読んでみると、どっちがシックリくるか?。
 次に当然、このオッベルあるいはオツベルなる人物の、名前に込めた賢治の「心象スケッチ」はどんなものなか。そんなこと考えながら、分厚い語彙辞典みると、手がかりも考察もあまりに薄い。さっぱり「ワカンナイノヨ」と陽水の声がする。
 さて、問題はオツベル邸の姿だ。これなんぞ、どげな形なのか?。この屋敷を描くには 舞台がインドなのかタイなのかカンボジアなのか?という謎も提起する。ところが賢治は 屋敷の姿をどうも彼の脳内に映しているから、参ってしまう。その手がかりとは何か?。ふえふえ。
 さあ、原文を読んで 探してみよう。