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2014/10/11

まりのるうにい

稲垣足穂の綺羅星の名著群、どれも装丁が凝っている。そして、挿画は、まりのるうにいさん。70年代に画集一冊出したっきり、その後、まったく新作見かけない。
もう、亡くなったのだろうか、あるいは発狂でもして、描かなくなったのだろうか?。と私の中で、伝説のお方。
三日前、なんとなく、まりのるうにいと検索したら、「40年ぶりに、展覧会」と出た。なんという偶然、奇遇、まさに、虫の知らせ。
しかも、「作家初日来画廊」とある。お姿が拝める、サインももらえる。70年代に出た画集は見つかったが、もう一冊、パステル画の技術本、家捜ししたが見つからない、ということで、ほとんど寝ないで、上野で北斎、歩いて猫町GALLERY経由で、恵比寿。シス書店でのるうにい展。
パステル画。本で見たものより、深い色合い。予想より、大きい。
そして、作品のなかにある間!、この間こそ、彼女の感覚。独特の唄が聞こえる。会場にいた女性客。なんか聞いたことのある声、と思ったら、かつて仕事した編集者。奇遇よのう。るうにいさんと知り合い、ということで、電話けて、間もなく作家登場。編集がますむらさんです、などと紹介したら、アタゴオル持ってます。と来たもんだ、わーー嬉しい!、「これは、京都の崋山天文台の内部です」「火山天文台?」などと会話しながら、新しい画集と持ってきた画集に、一番乗りサインいだきました。金色と銀色の色鉛筆。
会場はあっちゅーまに、人でいっぱい。
挨拶して廊下に出ると、るうにいさんがお見送りしてる、あー、勿体ない!。
なんとも、しあわせな、夕暮れでありました。

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